馬喰町の焼肉店は東京駅から割と近い場所にあるため、人が多すぎるところから少しでもゆっくりできる街で食事をしたいという方が訪れます。わざわざ選んで訪れる場所となっており、いわゆる穴場的な場所といえるでしょう。この場所に住む方もいるのですが、東京駅に近いこともあり、かなり高額な物件しかありません。どちらかといえば、オフィスが立ち並んでおり、昼と夜とでは印象の違う街といえるでしょう。昼は都心に働きにくる方がこの街の人口の大多数を占めていますが、夜はこの街に住む方と飲食店で食事をしている方だけになります。「東京はどこにいっても人が多すぎる」といわれますが、穴場的な場所であれば思った程人が多いと感じることはなく、ゆっくり過ごせるエリアも存在するのです。

同時に馬喰町は複数の駅に徒歩でアクセスできることもあり、利便性はかなり高いといえるでしょう。このような理由もあって、近年では飲食店のニューオープンが目立っており、若手経営者がカフェをオープンさせるなどこれまでにない傾向も見られます。これまでの大人だけの街から今は幅広い年齢層に支持される街となりつつあるようです。その結果、駅周辺には焼肉店もかなり増えてきました。会社の打ち上げ、ファミリー、接待、女子会、カップル……とさまざまな組み合わせで楽しめる食事であり、シチュエーションに応じて店選びもできます。



気の置けないメンバーでの食事で選ぶ店もあれば、接待やカップルの食事のように雰囲気や本物志向を重要視している店、気軽に入れる雰囲気のチェーン店などがあります。いずれも馬喰町の焼肉店であることは間違いありません。一つの食事メニューでここまで店のスタイルが違っているのも珍しいといえます。利用する側からすると選びがいがあり、肉が好きなメンバーの食事は焼肉で決まり！と店選びがしやすいといえるでしょう。

ここ数年でここまで店舗数を伸ばしている理由についてはやはりSNSの影響が大きいと思われます。いわゆる「映え」を意識した写真などを掲載することが多いのですが、他の食事メニューと比べて見る側を圧倒させられるのは、肉だからです。もちろん、魚料理やその他のメニューも圧倒させることはできるのですが、広く多くの人々が興味を持って見てくれることに繋がります。おいしそうな肉の写真を掲載したら閲覧数が伸びたのはSNSではよくあることとなっています。

馬喰町の焼肉店の場合はその多くが国内産の和牛にこだわった本格派の店となっており、地方の限定された牛肉が食べられる店が多いことに気が付きます。近年は韓国焼肉や北海道のジンギスカンのお店もちらほら増えており、同じ焼肉であっても違った内容の店もあるようです。馬喰町は交通アクセスのよい場所なので、珍しい店があっても、遠方からわざわざ通うお客様がいても不思議はありません。もし、交通アクセスの悪い場所であれば足がないという理由で客足が伸びないのはよくあることなのです。



馬喰町の焼肉店はさらに駅周辺徒歩10分以内に集中しており、遠くても15分くらいの場所に集まっています。電車に乗るのに無理のない距離感ですし、遅くまで電車があるので食事のついでに少し飲みすぎても終電を逃しにくく、帰宅にも無理がないといえるでしょう。交通の便がよく、珍しい国産牛を取り扱っている店もある、もし気分を変えたいときはジンギスカンの店もある。これだけ恵まれた内容となっているので、これからますます人が集まってくるでしょう。おいしいお店、素敵なお店は自分だけのものにしておきたいという気持ちがある一方で、多くの方に伝えたいという気持ちになります。SNSの登場で隠れ家的な店が隠れ家ではなくなってしまっている現状がありますが、やむを得ないことなのかもしれません。